Equivalent (1)



 写真論の本に出てくる、写真のインデックス性についてはだいたい理解した。

記号論の本だけではなかなか理解しづらかったけど、いろいろ調べると、大学の論文とかもヒットする。そういう文献も理解の助けになった。

次に出てきたのがスティーグリッツの『イクイバレント』という雲の作品。
『同等物、同意義、同価値』的な訳の言葉だけど、何に対しての同等性なのか。

ここの理解がまだできていないけど、自分の写真の正体を知るひとつのヒントになりそうな予感がする。

自分は雲じゃないけど雪の表面とか山の斜面ドアップとか、けっこう物の正体をぼやかしてテクスチャーだけ拾ってくる写真が多い。なんでそうなるのかはよくわからないけど、物自体よりも集合体が作り出すテクスチャーというか模様というか、そういうのが好きなのかもしれない。

写真論の本を読み始めると、けっこう自分の写真について理解しないまま撮ってるということに気づかされる。

自分の写真がどういうジャンルに属しているのか、どういう理由でそうなったのか、説明するためのボキャブラリーがないと自分の中で腑に落ちないまま撮り続けることになる。

難解なことが多いけど、難解なことに出会うたびに色々調べてボキャブラリーを増やしていこう。

果てしない。

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